割合での増益減益の不思議
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例えば、100億円の利益があった企業が、
3割減益になれば利益は70億円ですね。
この企業が3割増益になっても、
実は利益は100億円には戻らず、
91億円にしかなりません。
利益を100億円に戻そうとすると、
100億円÷70億円で約43%の
増益が必要になってきます。(図参照)
逆に、最初に3割増益で130億円になった後、
3割減益になった場合も、もとの100億円ではなく
91億円に下がってしまうわけです。
同じ比率の変動でも、基準となる水準が違えば
変化幅が異なってくるわけですね。
「比率だけで判断してしまうことによる誤認は
あちこちでみられる。個人投資家の中にも
株で3割損をして、その後3割もうけて
成績はトントンだと思っている人もいる」
なんてことが、株式投資家の間で言われているようです。
割合で考えるのではなく、実際の動きを見ましょう。
ちなみに、50%下落して半値になった株価が、
元に戻るためには実に100%の上昇が必要になります。